2018年01月18日

[111] 今の時期、さぞかし……

やるべきこととやりたいこと
 センター試験が終了すると、私立医学部入試シーズンがはじまり、
GHS生達はそれぞれの闘いに赴く。
「入試はじまりましたね。センセイも今一番忙しいでしょ?」
時候の挨拶代わり、こんなふうに言われることが少なからず。
 しかしながら、予備校講師としてはこの時期がむしろもっとも暇で、
授業前後の準備から解放され、ε-(´∀`*)ホッと一息。
次年度に向けてのテキスト・カリキュラムの発展と充実に向けて、時間を使える時期である。

これが中学や高校入試などでは、「追い込み」と称して、試験直前まで
ハチマキでもして(さすがに古いか)、特訓特訓、入試会場前では生徒にエール!!
というような光景がありがちなのか、そのイメージで上記のねぎらいの発言となるのであろう。

しかしながら、少なくともGHS生に関しては、早く手を離れて、
やりたいこと、やるべきことが「独学可能」な状態にすることこそ目標である。
医学部入試はどこでももはや、「追い込み」とやらで詰め込んでなんとかなる量やレベルではない。
だから、12月いっぱいまでに必要なことは教え終えるカリキュラムになっている。
また、医学部入試はどこでも、時間との闘いでもある。
1問をじっくりと時間を掛けて解くような試験ではない。時間内にできるかできないか
分からないくらいの問題をやりこなす必要がある。
これは、教える次元の問題ではなく、自学修練をなすしかない。
今年のあるGHS生は、年末から年始にかけて、順天大医学部受験のために、
10年分の過去問を全部解いて臨んだという。
1年前は、1年分の問題を解くことさえできなかった、本半では手も足も出なかった人間が、
GHSの1年でここまで成長する。「あとは自分でやるだけ・・・」

本ブログ [106] に書いた、Eさんの勉強ぶりもそんな様だったのだろう。
塾や予備校は、いつまでも通うものではない。優秀なやつ、できるやつほど、
早く手が離れる。独立する。GHS卒生の中には、たしかに1年では合格は叶わなかったが、
そのあとほぼ宅浪状態で独学し、次の年に医学部に合格して報告に来るパターンが少なからずある。
どうやればよいのか、何をどうまなべばよいのか、それがわかったら、
あとは自分が納得いくまで、時間の壁を破れるまで、自学修練するだけである。

……だから、今は1年でもっとも「暇」。自由な思索と創造の時間に充て、果報を待つ。
posted by Koujin Amano at 21:18| カリキュラム