2018年03月31日

[116] 体系化学・演習篇テキスト 完成&大リニューアル

漢文句法ドリルテキストの脱稿後に入れ込んだ事柄は、
通称「体系化学 Cement&Dril」という演習用テキストの完成である。
すでにどこかしこで述べたように、『体系化学』にある21+1回の演習問題は、
元々2倍の量があった。これを出版に当たって二分割し、半分をGHS内の授業で
演習用につかってきた。年々歳々、追加修正を重ねてきて、
整理統合の必要性を感じていた次第。

さて、『体系化学』の読者であれば常識であろうが、
化学は文科省的に「理論」・「無機」・「有機」に分かれるのではなく、
定量化学と定性化学に分けられるもの。有機・無機の各々に、
定量と定性の面があるわけである。
(これを受験生の俗には「計算問題」と「知識問題」と言ったりする)
その定量の方を主として、体系的な筋を通したのが『体系化学』の主コンセプトである。

すると、当然に2つのことが課題として上がることになる。
第一に、定性化学として、体系的な筋を通すとどうなるのか?
この点をここ数年の授業を通して問題のセレクトとその配列の妙を追究してきたわけである。
それは同時に、定性化学の体系的なフレームを形成することになった。
とはいえ、今回のテキストはあくまでも演習テキストであるので、
それをもとに語られない限りその姿はない。
・・・もっとも、参考書として書くつもりも暇もないが、しかし、
やっていく内に、解答・解説が高じて、文章データが膨れていくかもしれない。
そうやって『体系化学』も現れ出でたわけだから。

第二に、体系化学演習の問題集は、定量と定性をどうか扱うかである。
今回の演習編テキストは、2冊同時に脱稿となった。
「体系化学C&D 定量化学篇」テキスト 112ページと、
「体系化学C&D 定性化学篇」テキスト 248ページである。

これには、2006年から2018年までの13年分のセンター試験の問題のすべてと
私立医学部入試の良問を取り込んである。その意味で、従来の内部テキストから大幅にページ数が増えた。
・・・この一ヶ月、「ゆとり」から「先祖返り」へ(ここ数回のブログ参照)の10数年を
センター試験の出題を通して歩き直してみたことである。

センター試験化学の範囲が拡大し、そのまま私立医学部の学びと重なるにおよび、
センター試験の30数年分の蓄積は、化学のあらゆる範囲を万遍なく問うことのできる
「良問の森」(?)が形成された感がある。
かつての共通一次・センター試験では、問題作成範囲が限定され、
そのまま私立医学部の対策に資することはできなかったが、いまや、センター試験の学びが、
私立医学部受験のチャンネルを増やすことにもなっている。

今年のGHS生は、化学の学びを、定量と定性という二本柱を相互に行き来しつつ学べるという
特典が与えられるわけである。

本年は30数名の総人数少数ながら、実数で10名余の医学生を送り出した。
にもかかわらず、ますますパワーアップ。
・・・・・・同じことをやっていると私自身が飽きてしまうので・・・
泳ぎつづける、登りつづける、掘りつづける。
さて、来週4/8は開講に先立つ恒例の「プレ講座」(実質、フライング講座である)で、
新しい顔とファースト・コンタクトを果たすこととなる。
今年も、もっと、愉しませてくれよ〜!!
posted by Koujin Amano at 19:33| 体系化学