2019年05月28日

[125] 『体系物理・法則公式 読本』執筆了、遂に引退?!

物理のことばかりで・・・
 体系化学ブログと言いながら、物理の話続きで恐縮だが、
ここでしっかりと幕を引かないと、体系化学アドバンスへと漕ぎ出せないので、
三月このかた、『体系物理・読本』を書き続けてきた。
前回のブログに書いたので、簡単に述べるが、これまでGHSでやってきた
授業の内容のデータ化であり、体系物理の教科書作りである。

何が大変って、パソコンで図を描くのがかなり手間である。
黒板に、チョークで描けば1分もかからない図が、バソコンで描くと
30分くらいかかったりする。
Mathtypeで数式を打ち込むのも、大きさやフォントを一つ一つ指定すると、
それなりに手間がかかり、手書きの方が絶対に早い。

だから、これまでの体系物理のテキストには、そういう面倒なことは板書するつもりで、
ブランクにした書き込み式にしていたわけである。

ところが、田川先生に任せて、私自身が講義しないとなれば、
そうはいかない。長年にわたって回避し続けていたこの面倒な作業を、
それこそコツコツと続けて、三ヶ月弱で、ようやくすべての数式と図版を書き終えた。

病院勤務というのは、忙しいようで、細切れの業務が多く、ポツポツと空き時間が生じるものである。
その時間にコーヒーで一服したり、医局のソファにゴロッとしてみたり、ネット検索したり、と
ドクターは名々、各々、気分リフレッシュを図り、また電話が鳴ってということを繰り返す。

だから、私も、コーヒー傍に、数式一つ代入したら病棟で一仕事、
図を書きかけたら呼ばれてICへ、・・・カンファへ・・・回診へ・・・
逆説的ではあるが、こういう面倒な作業は根を詰めてやるよりも、
こんな細切れでやった方が捗るもんだと気付いてから、かなりのペースで進むようになった。
のべ1時間もかかった図もあったが、これとて10分ずつのインターバル
(まあ、休憩や息抜きにはなっていないが)を重ねていくと、
案外すごく凝ったものができてしまったりして、
結果的には、板書していた図よりもスゴいものが描けたので、
自分的には大満足の出来である。

全ての図版は、mac Word 2016で描いているが、一昔前までのように、
特に挿画ソフトなどを使わなくても、物理的な図版くらいは、
易々と描けるようにバージョンアップしてくれたことが、今回の大きな原動力となった。
これをやり終えないと、先に進めないという思いと、
ここでやり切らないと、体系物理テキストが、基本書できないままで終わる、
という思いが絡み合ってようやく山を越えられた。


電磁気は手強くて
 もっとも手間ヒマ労力精力がかかったのは、やはり第3章の電磁気編である。
これが、先々週の火曜日発注できて、GHSには先週、ようやく生徒の手に渡ったわけであるが、
体系物理の授業は、熱力学がそろそろ終わりかけているので、電気磁気を予習できるタイミングに
間に合ってよかったと思う。
そして、ようやく第4章の波動編まで書き上げ、原稿チェックを経て、本日発注した。
来週中には、GHS生の手に届けられる。やれやれ、フゥ〜 ε-(´∀`; )

実は、電磁気だけで100ページになった。
第一部は、力学と熱力学合わせて140ページであったから、
やはり、入試物理のメインディッシュは、電磁気であると言えよう。
そして波動が70ページほど。全部合わせると、315ページになった。

最終的には、一冊にまとめて、GHS体系物理の基本書とするつもりなので、
3分冊にしたテキストは、あくまでも今年の生徒用であり、細かな校正をするための
試作品的位置付けであるから、少部数しか作っていないので、
部外者の方は、今回希望されても頒布する余裕はないと思う。

夏期期間中ないしは、開けを目処に、最終的な修正などを施して、
一冊にまとめて印刷製本の予定であるので、もし、ご希望の方がいれば、
そこまで待っていただきたいと思う。

その際は、またこの場でおしらせします。
posted by Koujin Amano at 13:20| 体系物理

2019年03月13日

[124] 『体系物理・法則公式 読本』(第一部) 出来!!

この時期が本当は忙しい?!
センター試験を皮切りに、GHS生たちが入試モードの中、
国立後期試験と、私立医学部の繰り上がりを残して、大勢が見えてきた。
中でも、信大医学部に二人も同時に受かってくれたことは、
GHS長野校にとっても朗報であるし、また、想い出の記としたい生徒はいるが、
それは次の機会にしよう。

 GHS生たちが入試で出払っているので、センター試験以降の授業はない。
「さぞかし羽を伸ばして、ゆっくりされているのでしょう。働きすぎに注意してください。」
と各方面から言われるのだが、実は、この時期こそ最も忙しい。
身体的というよりは、精神的に、タフな時間を過ごしている。

昨年の同時期にも同様のことを書いたが、
それは、GHSのテキストをバージョンアップするための貴重な時間だからである。
授業進めながら、アイデアを溜め込んで、この時期に一気にやる、という期間である。
その「果実」が報告できる段階となった。


体系物理テキストの新生として
 体系物理テキストは、GHSのHPで電子版として公開しているが、
「授業用テキストにつき、板書のために空白スペースがありますが、データトラブル等ではありません。」
と注記してあるように、授業を聞いて、メモを取り、復習として空白を埋めるという運用をしている。
しかし、今回、この空白を全て埋めて、タイトルにあるように
『体系物理・法則公式 読本』として公開することにした。
                          物理読本表紙B5EB .jpg
とりあえず、第一部として力学・熱力学編であるが、すぐさま、第二部も同じ扱いとなる予定。
要するに、これまで私が、体系物理としてやってきた授業の再現、授業記録と言うことになる。
「思考訓練・・」とは銘打ってはいないが、表紙デザインは踏襲した。
 思考訓練シリーズの版権は、育分社からGHSへと引き継がれたので、この点は全く問題ない。

その真意は、その「はしがき」に認(したた)めたので、公開テキストを見ていただけばよいが、
一応、ここにも貼り付けておこう。
   体系物理法則公式HB 第一部はしがき.jpg 体系物理法則公式HB 第一部はしがき2.jpg

その主旨は、常々口にしているように「引退」である。
体系物理を任せられる人材が頑張ってくれているので、体系物理の授業から基本的には引退し、
他に注力することにしたわけである。
だから、私がやってきた体系物理は、「読本」として、独習用、指導用として作り直し、
「体系物理 セメント&ドリル演習テキスト」や「体系物理アドバンス」は、
後継者の手に委ね、その完成に向けてはアドバイス・アシストする立場になる。

第一部はすでに製本済みであり、今年度のGHS生は開講前にこの読本で、
体系物理のエッセンスを独習する時間を持てるようになり、
体系物理演習の授業からスタートできる環境へと移行する。

なお、第一部は、30部限定で小部数印刷である。
いずれ第二部との合本として製本する予定で、GHSの生徒と指導者用で捌けてしまうと思われる。
残部がある場合に限るが、もし実物をご希望される方は、開講後にGHSに残部の確認をされるとよいと思う。

posted by Koujin Amano at 12:53| 体系物理

2017年03月17日

[101] 体系物理テキストver.4.0 の公開のことなど

Info.1  体系物理テキストver.4 公開しました。
 本日、体系物理の2017年度テキストとして、ver.4.0をGHSのHPにて
電子ブックとして公開しました。
 これまでは、ver.3.0の力学編だけの公開でしたが、今年は、
第1章力学〜第4章波動(力)学まで、いわゆる原子物理を除く全分野を
フルオープンしました。しかも全ページフルカラーです。
今まで、モノクロコピーされることを前提に、
グレースケールで妥協してきたのですが、電子ブックという公開の形、
さらに、フルカラーでのオンデマンド少部数印刷が可能な時代となり、
さらに、後述のようにGHS自身が書籍販売ができるようになったことを受け、
B5サイズのフルカラーでの原稿作りに切り替えた、第一弾となりました。
GHS HPからからもアクセス可能。URLは以下。

今年のテキストは、昨年の力学編テキストが残部あるため、
第2章〜第4章の約180ページで少数部印刷します。
というのも、来年は、力学編もあわせて正式なテキストとして
印刷するつもりだからです。
今年のテキストは、新宿本部部生と長野校生、および講師用の
限定部数ですので、残部は10冊もないかもしれません。
基本的には非売品ですので、販売書籍のコーナーにはラインアップしませんが、
中身をごらんになられて、どーしても欲しいという方がいらっしゃれば、
本部に問い合わせてみてください。



Info.2  思考訓練シリーズの正式販売、開始。
 またもや、書店から姿を消した思考訓練シリーズですが、
「幻の名著」にはなりません。このブログでもお知らせしているように、
GHSは登記時に受験生の教育以外に、書籍販売業も入れてあり、
多田先生のご遺族からの承認も経て、育文社から、正式に版権を継承しました。
したがって、書店には並びませんが、GHSから直接購入することが
できるようになりました。もし、在庫がなくなれば、印刷して販売してよい、
ということなのです。
 『体系化学』も正式に購入できますので、読者倶楽部の会員の方々には、
どうぞご安心を、とお伝えしておきます。
書店を介さなくでも書籍が売買できる時代状況が、思考訓練シリーズの
命脈を保つことに大きく寄与したのです。
ちなみに、購入5000円以上は、送料無料となっているそうです。

Info.3  体系化学・改訂版 予告
 読者諸氏はご存知のように、計画としては2008+4×2=2016年
すなわち、二つの目のオリンピックイヤーに改訂版を出す、ということで、
改訂版の原稿作りはすすんでいました。ほぼ半分できたところで、
育文社が終幕しました。ただ、上のような状況からみると、
かえって自由度が増したと考えています。
もともと、体系化学は他のテキストとおなじ、B5版のノートサイズでした。
ところが、A5の教科書サイズでないと、書店が置いてくれないということで、
サイズ変更を余儀なくされ、発行が三ヶ月伸びた、という経緯があります。
そして、もう一つ、読者諸氏はおわかりでしょうが、体系化学において、
イコールは三通りで色分けしてあります。
つまり、が1st Stage,が2nd Stage,=が算数。
当初は、当然に三色刷りという話でしたが、当時の出版業界では、
三色にすると三倍、というようなコストがかかる状況でした。
そこでまた妥協して、二色にしたのです。

私自身の生き様は、妥協ということが似つかわしくないものでしたが、
まあ、無い袖は振れぬ、といいうことで、世に出すことを優先した次第です。

そして、ようやく、針が対極に振れたようです。
これまでの原稿を今一度解体して、B5版、フルカラーでの原稿作りを
することに決めました。どんな風になるかは、
体系物理のテキストをみていただければ参考になると思います。

多忙の身ゆえ、いつとは期限を区切ることはできませんが、
静かに、しかし、確実に、そのプロジェクトが進行していることを
ここに、お知らせいたします。


posted by Koujin Amano at 14:39| 体系物理