2016年01月06日

[85] 育文社を送るの辞2

 継承
 ここまで読んで来られた方は、ふとorどうしても気になることがあるかもしれない。
「『医大受験』は終刊でよいとしても、思考訓練シリーズは一体どうなるのか?
「通添オリオン」の貴重な遺産はどうなるのか?」と。
具体的・詳細な話はまだここではできないが、すでに決定した方向性だけは、
読者諸氏にお伝えしておかねばならないかと思う。
「安心してください!! Σ(´∀`;)基本的には、それらはGHSが継承することになりました。」

故・多田先生の御家族の意思もあり、思考訓練シリーズの管理はGHSが引き継ぐーー
それが、シリーズ続刊を唯一出したGHSとしての当然の使命であり、それが自然な流れであるとは、
御家族ならずとも誰もが妥当と感じられるであろう。
その真の価値と継承の大事性を理解できる者でなければ、いつのまにか商業主義に毒されて、
この文化性を歴史から消え去るのを止む無しと思いかねないであろう。
 育文社が、その選ばれし者であったと同様に、GHSもまた
その文化性を継承・保存する位置に立ったということである。
それとあわせて、「通添オリオン」の資料も大切に厳重に保管させていただく。
できれば粛々とデジタル化をすすめて劣化を防ぎ、永遠の命を与えておくべきと考えているところ。
 そして、育文社が『思考訓練英語』を市販化し、かつ、新シリーズ続刊という発展を果たした
のであるから、GHSとしても継承・発展を志すのは当然の義務であろう。
 《 偉大なる知の魂は、居場所を変えつつも
        その度ごとに成長を絡めながら、継承されていくものである》

『体系化学』の今後
 出版社が閉じるわけであるから、『思考訓練』シリーズは現在出回っているものを限りに、
市場から姿を消すことになる。育文社刊の思考訓練シリーズは在庫なくなり次第絶版である。
在庫についてはGHSが引き継いで販売チャンネルを設ける可能性があるが、
その後については未定である。
 ただ、確実に言えることは、GHSに継承されたことは間違いなく、どういう形であるにせよ、
近い将来「復活」する、ということである。
しばらくは雌伏の期間となり、残念ながら来年度は『体系化学』の読者倶楽部会員の
新規登録はなされないことになろう。
 とはいえ、このブログでも再三述べているように2016年に向けて、改訂版の準備は
すすめてきており、DTPの勉強もして、新たなスタイルでの改訂版の原稿を
1st Stageくらいまでは書いているのである。
一度は絶版になるなら、かえって制約がなくなるので、改訂版は「予告編」として早々に
GHSのHP上で公開して100ページ位は無料立ち読みできるようにしてみようと思う。
 さらに、有機化学テキストや体系物理テキストそのものはHPを訪れる受験生のために
公開してよいだろうと思っている。こちらは授業とあわせての仕様なので、
それで授業を受けたいかどうかのマッチングの判断をしてもらえばよい。
公開してもそれだけでは他者には使いこなせないだろうから。
 色々とお待たせしている読者受験生にはいつも申し訳ないと思っているが、
このように加速する時代状況の波のうねりの中での、
絶え間ない前進を図るためにやるべきことは山のようにあり、
今いる生徒に向けての授業もあわせて思うように進まないことへの
いかんともしがたいはがゆさはある。とりあえずは、当面1月中のGHSのHP、
テキスト公開のコーナーに注目しておいていただきたいと願うものである。
posted by Koujin Amano at 10:03| 体系化学

2015年12月15日

[84] 育文社を送るの辞 1

 74年の歴史
 ご存知の方をいることだろうが、長年、GHSの ‘パートナー’ としておつきあいのあった
広告・出版の育文社が、この12月をもって、2代にわたる74年もの歴史の幕を静かに閉じた。
 それなりに事情を知る者として言えるのは、様々な要因があるものの、
山田社長が齢を重ねてきて、漸くにして、次なる人生のステージへと歩を進める決断をした、
ということである。
 もちろん、一般に出版業界を取り巻く環境は厳しく、倒産の憂き目にあう同業社は
後を絶たない状況にあるから、大きく業態を転換してデジタル社会に対応して生き抜いていくか、
それとも潔く会社を畳むか・・・・・・との葛藤の中で後者の道をとった、ということである。
 私が、人生の大先輩たる山田社長の歩みを評価する立場にあるとは思えないが、
一肩ならぬお世話になった身として、その功績をわたしなりに記しておきたいと思う。

「思考訓練」シリーズを世に出したことの意味
 ご存知のように、不朽の名著「思考訓練の場としての英文解釈」は、元々市販品ではなく、
今から30年以上まえにあった「通添オリオン」の会員限定の書籍であった。
今は「Z会」と後発の「進研ゼミ」くらいしか通信添削はないようであるが、
昭和50年代、オリオンとともに「大学への数学」(東京出版)には『Z会』
『一橋の通添』『英協の通添』などの広告が所狭しと踊っていたのを覚えている。
 その広告代理店として関わってきたのが育文社であり、
その縁からかオリオンが会社を閉じる際に版権を譲り受け、
『思考訓練英語1,2』『同 現代国語』を世に出したのである。
これは受験界の不朽の功績といってよい。
会社とともにこの世から消える運命から救い出し、30年以上たった今でも、
毎年何千もの受験生を感化し、救っているわけであるから。
合格体験記でその存在を知った私が、会員限定ということを知らずに
ほうぼう探し回ったという話を、この思考訓練化学のHPに記しておいたが、
わたし自身もそのままお目にかからずに終わるところであった。
 また、その「通添オリオン」の膨大な資料を育文社が継承し
保存してきたことも重要である。その一部は『医大受験』誌上で公開されてきたので、
当時の受験生として懐かしく読まれた方も相当数いると思われる。

育文社とGHS
 GHSの開校は1993年、当時から『大学への数学』を主に広告を出してきたことから
育文社との営業的関わりがはじまったのである。
 当時は山田社長も50代、バイタリティー溢れる働きぶりで、
長年にわたって様々に斬新な企画を提案されてきたが、美大出身という腕を活かしての、
オリジナルなイラストやデザインを添えた提案は、ハッとさせられる企画内容とともに、
目をも楽しませてくれたものである。
ここからは手前味噌になってしまうが、育文社から出版された『思考訓練の場としての英文解釈』を
紐帯として、2006年あたりから『思考訓練』シリーズ新刊・化学の出版に向けての
企画が進められていく。そのあたりの経緯は、本HPの出版の経緯に記した通りである。
かくして、2008年に『体系化学』の出版となるわけであるが、そこから数えても
すでに8年を経過した。第二版の増刷を繰り返し、望外に多くの方の手に届き、
多くの読者倶楽部への会員登録をしていただき、会員サイトの中で交流できたことは
著者として喜びに耐えない。
会員の中から、様々なかたちでGHSにご協力・ご助力いただける人材を得たこと、
これはかえがえのない財産である。
 さらに、2011年末には季刊『医大受験』が創刊される。
お気づきの方もおられるだろうが、150-200ページのうち、1/3のボリュームは、
私と村田代表と数学の依田先生が書いてきたわけである。
医薬エッセイ5-8頁+化学二つで12頁+漢文12頁+・・・
「ウチは、GHS出版部だ、と公言しています!!」という笑顔の山田社長のトークが耳に残っている。
その『医大受験』は昨秋16号をもって育文社とともに終刊となり、
4年間にわたる連載を終えることになった。

 三ヶ月に一度とはいえ、これだけのページ数を書き続ける
(ついには体系物理や有機化学まで書き始めたが・・・・)ことは
かなりの重労働(?)であったが、とても楽しかった。
『体系化学』のような単行本では、全体の原稿が完成するまで世に出せないが、
連載の形なら、三ヶ月に一度まとまったページを書いていけば、いつかは完成する、
という機会が得られたからである。
 おかげで「体系化学アドバンス」をほぼ書き上げることができた。
特に、4回にわたって(つまり一年かかった)「電池の歴史」が完成したのは
連載のなせる業である!! 時間をかけて歴史的資料もふまえての原稿であるから、
GHSの授業でやるより随分詳しく精緻になり、
その過程で新たな知見・発見があったことである。
 さらに、『医大受験』の連載が先行した形となったが、新シリーズ第二弾として
『漢文解析』を2014年に発刊することとなった。
『体系化学』発刊の直後からはじめたことは、有機化学テキスト、体系物理テキスト作成、
化学アドバンスの授業などであるが、往々にして私は中々まっすぐ進まない人間であるので、
(・・・私自身もなぜ?と思っている面もあるが)『漢文』が先に原稿としてできあがってしまった。
あえて、言い訳的な理由をあげれば、「そのなかで漢文が一番好きだから」ということになろうか。
 そうやって、GHSでの膨大な思考・実践の中身が、文字として置かれることとなったおかげで、
有機化学のテキストも、体系物理のテキストもついに冊子としてまとまった。
ここ二年は、そのテキストを用いての授業となったので、
化学のテキスト二冊、物理、漢文での配布プリントが激減した。
 その中で、確認テストとか、補充の問題・資料のプリントなどを保存するが、
私の書庫をみると最近はファイルが年々少なくなっていることが見て取れる。
それも、これも、あれも、育文社との協働が産み出した成果なのであり、
しみじみと、つくづくと、感謝の念に堪えない。
山田社長には心底よりお礼を申し上げたい。《続》
posted by Koujin Amano at 08:20 | TrackBack(0) | 体系化学

2015年10月22日

[83] Tool & ツール

『体系化学』への道……Tool 思い出話
 2008年に『思考訓練の場としての体系化学』を出したとき
その実現に貢献した最大のツールは、MS Office2004であった。
先日たまたま昔のファイルを開いたついでに、1990年代までさかのぼってみた。
office のWordで作成された最も古いものは2003年度のものである。
これは、office 2001のWordバージョンで書かれたものである。

それ以前のテキスト・プリント類は1998年から2003まで、主にMac専用のワープロソフト、
クラリスワークスで作成していた。Mac がPerforma といっていた時代。
私が、GHSにかかわったのは1993年の開校してしばらくの1995年くらいからだった。
医学部五年生であったか。

それまでは、ワープロ専用機が隆盛で、私はCASIOのDarwinを使っていた。
これで大学のレポートや授業のプリントや手紙を書いたりするには便利だったが、
分数等の数式の入力さえできない、という欠陥があった。
つまり、化学基礎公式さえ入力ができないのである。
図を書くのも簡単ではなかった。予め入っているイラストなどはあるが、
年賀状とか簡単なチラシを想定していて、化学テキストの記述には耐えなかった。

そのとき登場したのがword 2001である。数式オプジェクというオプションによって
数式を自在に入力できるようになった。もっとも、その時点でTex(テフ)という
数式入力専用ソフトがMac用で存在したが、化学の四則演算を入力するには「牛刀」にすぎた。
Word 2001の登場が、『体系化学』を文字として残そうと思う背中を押してくれた。 

『体系化学』からの道……Tool & ツール 
 この一月半ほど、更新が空いてしまって申し訳なかったが、大いなる過渡期、
移行期であり、新たなるツールになじもうと格闘していたためである。
 その第一は、2学期から三週目の授業から、プロジェクターを使うようになった。
漢文も化学も、物理も、パソコンの画面をそのまま投影できるので、
テキストや問題をみせながら、板書することができる。

文科省の「デジタル黒板」とやらの事業のおかげで、ここ3-4年でプロジェクターは
すごい進化を遂げていることに気付いた。
よく薬の講演会や学会発表などで、スライドをもちいてのブレゼンテーションに触れる機会が
多いことも背景だが、最新のプロジェクターには、「単焦点モデル」があり、たった1メートルの
距離で黒板よりも大きな投影が可能である、というだけではなく、
光源が強力になったおかげで、いちいち室内を暗くしなくても投影できる、ときた。

しかも、デジタル黒板機能として、その投影した画面に書き込みまでできる。
もっとも、パソコン画面に直接書き込めばよいので、その機能はまだつかっていないが。

スライド作成といえばOfficeのPowerPoint も今や善き友(ツール)となっている。
Wordで作成した文章のエッセンスをPowerPointとしてスライドにしている。
これで、板書にかけていた時間は不要部分はカットできる。

たとえば、化学計算原理は、どの化学計算の場合も、トップに掲げたいが、板書ではムダな手間。
しかし、画像なら毎回提示することができる。つまり、体系化学的思考の流れは常に提示でき、
それが具体化していくプロセスを学ばせることができる。
 漢文だって、文や訓点を書くのはかなりり手間であるが、それは投影すればよい。
その時間の分、内容や文法や背景についての説明に使うことができる。
もちろん、フルカラーであるから、化学物質の色の変化などは言葉だけではない視覚像として与えられる。
必要とあらば化学実験の動画を再生することもできる。

ホントウは、『体系化学』は、こういうフルカラーで動きのある世界なんだということが、
ようやくに表現できるツールを得たと実感している。
その意味で、Word2001が登場して私のやりたいことを叶えてくれた時以来の、そしてそれ以上の
インパクトツールを手にしたことになる。

先般予告したデジタルブックはフルカラーで、ページ制限もなく、動画もネットへのリンクもある、
そういうものになる。ただ、それは新しいものではなく、2000年前後から、GHSでやってきたことを
別の形式で、それにもっとも近い形で表現することでもあるが、と同時に、黒板と紙媒体の授業では
飽和し、限界に達した内容が、本来あるべき姿で展開することにもなる。

まだ詳しくは語れないが、その中身は、近く、あるサイトで一般公開できることになるだろう。
そういうパートナーを得たことも、ツールを超えた出合いとなることだろう。

  

posted by Koujin Amano at 14:55| 体系化学

2015年08月31日

[82] 夏サマリー

夏のサマリー
この夏も色々と各方面で忙しくしていたなあと振り返る。外は信州、秋の虫の音に包まれている。
・本業の方で仙台と横浜で学会に出席。週末が2回分消費。
  仙台はなかなか快適ではあったが、横浜の潮の香まじりの暑さは信州人には耐えがたいものであった。
・長年つかいこんだMac book airがついに起動不能となり、
  一週間、あれこれ手を尽くして「治療再生」のため格闘したが、断念。
  一学期間の貴重なデータを復元してもらうために、専門業者に依頼する自体となった。
  さいわい、良心的な業者であったのと、消費増税前に新型Macをかって温存していたので、
  以前通りの環境をようやくとりもどしたが、その間は、スマホをとりあげられた高校生のごとく?
  創作活動がその分停滞。データは100%復元できて安堵。
・毎週のように週末の夏期講習にてGHSへ。西新宿は暑いなあ。ホテルのエアコンも今や不慣れでキツい。
  信州は、湿度も高くなく、昼間の気温はかわらずとも、夜には気温が下がり快適となる
 (なので、我が家では、年に1-2週間、昼間から夕方しかエアコンは使用しない)
  この時期の東京が一番消耗する。「ウルトラマンは地球上ではエネルギーの消耗がはげしく
  3分しか戦えない・・・」というナレーションが毎週のようにアタマのなかで響いていた。
  まあ、それでも10数年は東京に住んでいたのだけれども。

・この最中『医大受験』vol16の最終稿と校正を仕上げた。
      最終号は、読者感謝号で、非売品であり、店頭にはならばない、という。
      もっとも、定期購読者には、プレゼントするらしい。
      入手方法については、詳細は育文社に問い合わせるとよいだろう。

そんなこんなで、ここ二・三年、8月後半はバテバテな感じになる。
もし疲労困憊・体調不良で休講するようなヘタレになったら、もはや「引退」だと思っているのだが・・・。
イントロはこのくらいにして、本題。

テキストと解説のデジタルブック化のこと
 最初に営業にやってきた業者は × 。
たかだかソフトを売りっぱなしのくせに、五年契約・数百万+毎月の管理費とか好き放題言うので、
問題外の外の外。一発目を外して、ちょっと出遅れた。
やはり、私のパソコンデータを救出してくれた、良心的な、腕のある個人商店がGHSには似合っているのだ。
その後、卒生の手も借りて、有望な業者を二つに絞り決定した。
やはり、村田塾長の「面談」を経て、正式な契約が済めば、スタートとなる段となった。
『医大受験』がでるのとどちらが早いか、というところか。二学期からスタートしたい。
それにあたって、現段階で計画されていることを列挙しておこう。

★HPの統合・・・思考訓練化学、思考訓練漢文解析のHPは、GHSのHPの「学習コーナー」に
統合する
「思考訓練」の化学と漢文は、在庫がなくなり次第、絶版となる可能性があるので、
「思考訓練」のタイトルとは独立のデジタルブックとして、実質的には改訂版を読めるようにする。
紙媒体の売れ行きを待っていては、改訂版はいつになるかわからないし、紙媒体の様々な制約を
一刻も早く脱したいからでいる。
★なるべく、無料閲覧可能なページを多くつくる。つまり、立ち読みが存分にできるようにすること。
すくなくとも、漢文解析の基礎編としての『漢文句法ドリル』は、『医大受験』vol16の初回掲載
を受けて展開していく。また、宮城先生の現代文のコーナーのつづきも閲覧無料とする予定。
★体系化学、体系物理、有機化学の基礎的部分(テキストの1/3)程度はHP上で立ち読み可能とする。
実際、『体系化学』は、本屋でしっかり立ち読みして購入したという読者が多いことに鑑み、
酸化還元の電池電気分解くらいまでのテキスト部分はフリーで読めるようにしようと思う。
★体系物理と有機化学は、GHSのテキスト購入者・会員登録者に対して、特に開始一年目は、
解答解説は無料で提供する。
大手とちがい、一気にアップすることなどできないため、作りながら掲載ということになり、
コンテンツがそろうのに時間がかかるかもしれないからである。演習問題は40問ほどあるが、
解説を授業レベルでデータ化すると、7-8ページにもなる。紙媒体では、これだけで300ページ
となるが、それでは本としてだすのは費用がかかりすぎる。単価も高くなる。
★動画学習サイトではない
よくあるのが、講師が生徒もいないのに、カメラの前で授業して、それを配信するというもの。
それで、●スクールも、■会の配信サイトでは年間1科目でコミコミ10万円くらいかかる。
昔みたいに、夏期講習とかで地方から東京の大手予備校の授業を受けにくるともっとかかるから、
そのあたりの価格設定でもあるのだろう。
そういう動画というのは、ずっと使い回すから、遊びも枝葉もなくライブ感がない。
旬のネタとかを盛り込んではいけないことになっているから、
やってる方もつまんないと思うんだけど。
最初は、授業そのものを動画でとっておこうかと思ったが、やめた。
それはもっとも楽な選択肢。動画というのはここぞ、というところでよいのではないか。
たとえば、アニメにすると30分で大して話がススまないが、漫画なら何冊か読めたりする。
それがヒントである。

とりあえず、今回はこんなところで。《続》
posted by Koujin Amano at 17:31| 体系化学

2015年06月29日

[81] 読者の言に想いあり 12

思考訓練化学・読者倶楽部の今年
「読者倶楽部」というのは、不特定少数の交流サロンを目指したものでした。
会費などで小銭を稼ごうなどという気持ちは毛頭ないのですから、
会員数の多さを目指さしていません。なかじっか会員が多くなると、
レベルが下がり、問題がおきるのが組織論の常識ですから、そういうのにつき合うヒマはありませせん。
分かる人だけ、共鳴できる人だけ、『体系化学』の世界が好きな人だけ、
面識はなくても共鳴できる人ならばよい、そんな「不特定少数」でつくる会員サイトです。

ただし、受験参考書がベースですから、基本的には毎年、会員は入れかわります。
そういう意味では、登録数の割にはアクティブな会員はそんなに多くないのです。
でも私は、それで善しと思っています。
そもそも私自身、親友は1人いれば充分、理解者は少数で満足、と思ってきた人間なので、
こんなに全国に共鳴してもらえる若き人材が毎年いるということ自体、素晴らしい事だと思います。
今年もまた、このブログでも紹介したような頼もしい若者達が、読者倶楽部で共鳴し交流しています。
会員用掲示板はにぎやかです。
掲示板は、初期の読者による議論が出尽くした感があり、かつ、その人達が「卒業」したので、
しばらく閲覧のみで書き込みのない時期がつづきましたが、
GHSが新たなる段階を模索しているのに同調するかのように、
読者倶楽部会員もまた、Next Generation になってきたのでしょう。


良い先生ですね
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■本書を購入した最も大きなきっかけはなんですか? :先生から紹介されて 
■著者に感想をどうぞ: 
体系化学を5周してから理論化学では敵無しになった感覚があります。
有機無機分野では性質の理解が甘いため精進が必要ですが
体系化学の素晴らしさを感じています。
                                                              (やぎ・神奈川県)
 
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まずもってその紹介した先生がエラいですよね。
本質的には、これまでの化学教育を根本から覆す内容ですから、
旧来の化学になじなだ人ほど、抵抗感があるものです。

おなじみ「とっと」さんも、現役の神奈川の高校の化学の教師ですが、
高校はちがうようですから、つまり、「とっと」さん以外にも、
『体系化学』を理解して、生徒にすすめる器量をもった
現役の化学教師が神奈川県にいるということになりますね!!!!

ちなみに「とっと」さんは、毎週のように私の授業を聴講されて、すでに五年目に突入。
(金曜日の夜に、仕事が終わってから駆けつけて……中々できることではありません。
村田代表もその向学心、向上心、探究心にすっかり感心されています……)
有機化学も体系化学セメント&ドリルも複数年出席されて、自らの指導に取り込んでおられますから、
こういう熱心な(指導能力を磨きつづける)先生にめぐりあえた高校生はそれだけで幸せですよ。
(うらやましいですね……私が高校生の時なんか・・・)

そういえば確か、初期の読者で東大に進んだ「鳴滝ローブィジー」君も、
北海道の高校の先生がススメてくれたといってましたね。

「やぎ」さんも、そういう先生に出会えたのですね,きっと。
とはいえ、そういう先生のススメを素直に受け取って、
HPの学び方に沿って、『体系化学』を愚直にも5周した!!!というのはエラい。
GHS生でも、そこまでできた人は、例外無く頭がよくなり、他の科目も相乗効果で
アッブして、望外の合格を果たすものです。
5周もやると、私が本当に伝えたかった、化学を越えた論理が響いてくるのです。

立派、リッパ !!!!
・・・と同時に、『有機化学』が未だ公開できる形になっていなくてスミマせん。

有機化学は紙媒体ではムリ
有機化学のテキストは、講義の部分は体系化学並みに読めるように書いてありますが、
解答・解説は単なるテキスト形式では表現できない、というところが壁です。
それでよろしければ、会員なら製本原価にて購入可能ですので、
GHSのHPの資料請求のフォーム、ないし、メールで、住所・氏名など必要事項を書いてもらえればOKです。
アドレスは、study@ghs-yobikou.co.jp

演習問題に対するアクティブな解答・解説は、今「とっと」さんが、
授業ノートを元にデータに起こすという難事に取り組まれています。
先日、入試例題1の試作品が見事にできたので、順次デジタルブックにて
公開していくことにします。

読者の皆さんは、出版を!!ということを気軽に言いますが、
『体系化学』では、紙という制約の中で、どう表現すればよいか、大変悩んだものです。
その苦労を再度やるヒマとエネルギーはない、というだけでなく、
有機化学の特殊性から、私の授業は紙面だけでは表現できません。
授業のライブ感を伝えるためにも、デジタルブックとして、フルカラーかつ、
バワーポイント駆使、写真あり、動画ありの超ビジュアルなものにしようと思っています。
その前提では、GHS有機化学エッセンシャルズ・テキストは必要十分な内容なのです。
化学計算としては『体系化学』で尽きていますが、定性的な反応理論としては、
体系化学の応用編となっています。

夏期期間にはスタートするつもりで準備していますので、ご期待ください。
posted by Koujin Amano at 22:15| 読者倶楽部

2015年05月26日

[80] 原点回帰ということ

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★会員連絡・事務局へ★  登録名:三代目タンタンさんへ
 連絡が遅くなりましてすみません。会員登録メールはとどいていますか?
 メールを整理していたところ、登録時にあなたの携帯アドレスにお送りした
 メールがエラーでもどってきていることがわかりました。
 もし、ID,パスワードをまだ入手していない場合は、お手数ながら、
  http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P88672340
 よりご連絡ください。
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『医大受験』vol.15 5/20発売 
 今回の連載で、15回目となる私医化学は、化学平衡の章を5回にわたって書いた。
それは、『体系化学』のリメイク+αでもある。
 物事を説く順序や説き方は一通りではない。しかし、著作となれば、一つに決める必要がある。
そういう点からいえば、「実は、このようにも説けた」という書き方となっていて、
いわば実験的な連載形式となっている。・・・
もっともGHSの授業は、ライブだから毎年バリエーションをつけながら楽しんでいると同時に、
生徒のタイプやレベルに応じてまた別の説き方を試しているから、
その「まとめ」を連載原稿としてデータ化したともいえる。
そうやって、少しずつリメイク・リファインしながらカタマっていったのが『体系化学』である。
 記述の仕方を1から見直したことになり、その意味で「原点回帰」なのである。

今年のGHS生 
 今年のGHS生もまた、「原点回帰」である。GHSは「無選抜・申込順・やる気次第」での
入塾方式であるから、毎年生徒のタイプやレベルがかわる。
それに合わせて、基本カリキュラムをカスタマイズして年間カリキュラムを作って行く。
そこで、今年の顔ぶれを見回してみると、実に「懐かしい」感じがするのである。
『体系化学』のまえがきに書いたような再入門、大逆転が必要なタイプが揃った感がある。
だから、テキストを中心に、基本をしっかり固めて、枝葉を伸ばしすぎず、欲張らず、
確実な実力をつけさせるべし、と思い定めている。

今年の化学の授業
 今年の時間割は、四本立てになっている。その一つは有機化学だが、
それ以外の三つは三層構造になっている。
「定量化学」と「定性化学」の時間を一つずつ設定した。例年は、体系化学テキストをメインに、
夏期に定性化学の集中講座をやっていたが、今年は最初から定量と定性をならべた。
それは、受験生の「定性化学の知識」があまりにも乏しく、信用できず、「再入門」どころか、
入門そのものが必要だ、と思われたからである。知識の乏しさが定量化学の理解そのものを妨げる。
むしろ、生徒も高校一年生へと「原点回帰」したつもりで授業を聞いた方が、「急がば回れ!」である。

と同時に、そこそこできる生徒もいるし、二年目という生徒もいることから、
実戦的な演習をしようと思った次第である。
 たとえば、かつて東北大医学部に進んだ大熊君は、合格手記の中で、『体系化学』を学んでから、
入試までは、『化学重要問題集』の解答を書き直しつつ、4-5回繰り返して身につけたと書いていた。
『化学重問』は、260題ほどの入試問題がセレクトしてあるが、これがパッとみて答えられるならば、
化学では十分に合格点がとれる、ということを実証してくれた。
 ふつうに医学部をめざすというのであれば、これをしっかり固めるので十分なのである。

そこで、もう一つの授業形態は、『化学重問』全範囲からのテスト演習である。
一回に、全分野から12-13問で60分で解いてみる。それを採点して解説する、
個人の弱点発見と補強には最適である。
すでに7回を終えているので、1/3の問題には触れたことになる。
もちろん、テストをつくるのは大変である。しかも、そのまま切り貼りしてはつまらないし、
答えを覚えていただけではつまらないから、すこし改変したりするわけで手間はかかっている。

しかし、それは時間内に確実に合格点をとる、という目標設定であるから、『体系化学』り
最後の一押しとして必要なことである。
・・・・まあ、こういうことは、本人真任せでも構わない面もあるのだが、
今年の生徒には、そこまでつき合うことが必要にようだし、
その出来(不出来)ぶりをみて、こちらも学ぶことがある
・・・・・そうやって『体系化学』ができたのだから、
新たな形式での原点回帰であると思う。

『化学重要問題集』(数研出版)書評
 その単元・分野を代表する良問を選び出し、かつ、毎年少しずつ入れ替えている。
それもあって、今年のテキストとしては2010版をネタにしている。
というのは、一通り終えたら2015版を類題演習してやればよいからである。
『体系化学』では、定量化学で筋を通してあるため、
定性的知識は、各所にちりばめた形になっており、
さらに、標準テキストであるから、枝葉のような、また重箱の隅のような知識はカットしてある。
そこをまとめ、かつ補うという意味で、目下、最良の問題集として採用している次第である。
ただし、二点ばかり注意が必要である。
 一つは、教科書に準拠していること。
そのため、ホントウは難しい問題が第一章にでてきて、
初心者を困惑させ挫折させる可能性がある。
たとえば、「化学反応式の係数を未定係数法できめる問題」。
これなどは、反応のロジックを学んでやればなんということもないのに、
第一章でやるから「数学的」にしか解けないわけで、
これから化学を学ぼうとするものにとって有害でさえある。
 もう一つは、「燃焼反応」の問題。これも置き場所にこまって第一章にいれているが、
『体系化学』では、化学反応公式7に位置づけているように、
酸化還元反応を学んだのちの応用として取り組むべき問題である。
 そういう「難問」を第一章で解かせることの愚への反省が何十年たってもなされていないため、
この問題集から化学を学ぼうとするとふつうの受験生は挫折ないし失敗する。
やったとしても歩留まりがよくない。
しかし、『体系化学』の学びのあとにやれば、順序はどうでもよくなるから、
最適の問題集に変身するのである。
ただし、化学計算問題に関しては、統一のとれていない解答を、
『体系化学』的に書き換えるという作業が必須である。

posted by Koujin Amano at 15:19| カリキュラム

2015年04月29日

[79] 「鎌田の有機化学の講義 三訂版」レビュー

 今回は、珍しく学参のレビューを書いてみようと思った次第。

『鎌田の有機化学の講義 三訂版』(旺文社)はいいね!
 最近、昼休みに少し大きなブックストアに立ち寄ることができるようになったので、
昨今の学参にもちょいちょい目を通している。
・・・まあ、あいかわらず、中規模の書店には、旺文社などの老舗や、
河合塾や東進の本で占められていて、弱小零細の育文社の本の置かれる余地はいから、
『思考訓練シリーズ』が庶民的な視線に触れることはないんだな……と思いつつ。
 目に留まったのは、上記表題の本。元駿台講師で、2006年に東進に移ったとか。
私が駿台市ヶ谷に学んだのは平成の初頃は、まだ講師ではなかったかな。
その後、駿台文庫で共著としての名前をみるようになったと記憶する。
 なるほど、兵庫の出身で、東工大卒。関西駿台で、浪人時代は
化学の石川正明氏の授業うけたらしいから、受験生としてはほぼ同年代か・・・。

 この学参の長所は、「不飽和度」をキチンと用いて問題を解いている点である。
分子式から、不飽和度へ、そして異性体へという流れと解説の仕方は、
まるで私の授業を受けたのではないか(?!)と思われるくらいにしっかりと書かれている。
市販の問題集で、不飽和度の定義から、問題の解法への適用までを書いたものは
今のところこれ一つきりではないか。実に稀少である。

 [76]で大西化学の自称正統継承者の話をしたが、年代は合っているのだが、
この出身地と経歴からすると、代ゼミの大西化学との接点はなさそうに思える。
ちなみに、大西化学では不飽和度をUで表すが、彼はIu書く点も違うし。
もっとも、不飽和度は大学で有機化学に関わっている人には周知のツールだから、
大西先生のかつての生徒でなくても、東工大の生化学出身の彼ならば、
同様の指導法に到達したということなのかもしれない。

 いずれにせよ、この書の「不飽和度」の説き方、使い方はとても良いと思う。
不飽和度の入試での使い方の基本を早く学びたい人には、目下おススメできる1冊である。
……しかし、それ以外の点についてはコメントしないでおこう。
読者受験生にとってみれば『体系化学』にも『医大受験』にもまだ公開していない情報の
「代役」としてのおススメだからである。

不飽和度のアドバンス・レベル
 入試における不飽和度のもっとも活躍する場面は、上にも述べたが、分子式から
異性体への強力な媒介(アシスト)としてである。
分子式をみただけで、だいたいの答えの予想がついたり、化合物の可能性を絞ったり
というときに大きな導きの糸となる。

 だが、不飽和度のすごさはそこにとどまらない。
『体系化学』の化学反応公式8の演習でちらっと示してあるが、
不飽和度Uを化学計算式に組み込んで使うのがアドバンス・レベルである。
つまり、有機の計算問題にも使える!ということである。
もっとも、そんなところまでいかなくても、たいていの入試問題は、
前者の使い方で充分に「おつりがくる」のだが・・・・。
posted by Koujin Amano at 14:36| 体系化学

2015年03月31日

[78] いいですね、さて、どうしましょうか・・・

読者受験生より [その1]
 今回も、2つばかりお便りを紹介したい。この2通の背景には、
これからの『体系化学』とGHSの向かう未来が映っているようである。

■ 読者倶楽部ネーム:「数愛学」さん
-----------------------------------------------------------------------   
高校に入り、周りの影響で数学を始めるまで勉強に対して完全に受け身だったので
脳内空っぽの状態で中学までを過ごしてきました。
 理系科目の興味は、数学>>>物理>化学だったのですが、今では数学≧化学>>>物理に
なっています。(物理はさぼりすぎて成績が壊滅しています)  
「思考訓練の場としての体系化学」を買ったのは昨年の10月ごろだったと思います。

思考訓練シリーズで「思考訓練の場としての漢文解析」を高校一年生の春休みに購入し、
漢文って深いなと非常に感動しました。
そして思考訓練シリーズに興味を持って「思考訓練の場としての体系化学」も
その時に書店で見ました。ただその時は物理>化学で、値段も張ったので買いませんでした。
その時買っていればもっと早く化学の魅力に気づくことができたのにと後悔したりします。
結局学校行事がひと段落した10月にこの本のことを思い出し、購入という運びになりました。  
初めに書いてある化学計算原理がよくわからないまま1st stageに入り、

その日のうちに大きな感動を覚えたのを覚えています。ほかの問題集で問題を解くときも、
化学変化前後での不変量を等式化することが化学計算原理であることを心に刻んだうえで、
それを実感しながら楽しく解いています。
この本で得た体系的に考えるということを、壊滅している物理にも適用していきたいです。
 3学期から学校で有機化学が始まり、進むのを躊躇していた残りの部分に手を付け

改めて体系的だなぁと感じた(当たり前ですが)と同時に体系的であることの素晴らしさを感じました。
 この本は受験化学の神髄のように思います。医大受験の雑誌のほうで連載を持たれているとのことで、
興味はあるのですが金銭的な問題もあり、お財布と相談しながらという形になりそうです。
                            (高校2年・千葉県)
----------------------------------------------------------------------------------------
!!!!!!!!!!!! ・・・・(*^ー゚)b いいですね〜、いやいや、羨ましいというか、スゴいというか。
なんといっても、まず『漢文解析』から入るところがスゴいじゃないか!
高校二年の春に、漢文解析には手が届くもんではないが。しかも数学が好きだというのに。
そういう知性のバランスの取り方はすばらしいと思う。
あれは、お父さん世代をも射程に入れて書いたから、高校二年生になりたての若者の
心を共鳴させるとは、かなり予想の外である。
そこから、行くべくして『体系化学』に行ったとは。そういう事が可能な時代になったわけだ。

購入が遅れた理由が「高価格」であったことは、大変に申し訳ない。
ただ、ちょっと裏話を書くと、あれは当初、育文社のソロバンからすると、
「3500円くらいで売りたい」との希望価格提示があった。もし、赤・青の三色刷りでやっていたら、
4000円を超すところだった煤S( ̄0 ̄; )ノ が、
二色刷りにして、A5教科書にサイズダウンして、そこまで妥協しても3500円とは!
「いやいやそれでは、受験生には手が出ない、大学の教科書じゃないんだから、
 なんとか受験生が買えそうな価格にしてくださいな・・・・・(ノ´ロ`)ノと拝み倒して
やっと3000円を切る価格を実現した経緯がありまして・・・・・
でも、やっぱり高いから、中々買ってしまえない気持ちはよくわかる。
   だから!改訂版は、お買い得価格1980円以下にします
(o ̄へ ̄)q!
まあ、その話は、別の機会にするとして、この若さで、「体系化学」本質レベルで読み取り、
それを習得するための道をすでに歩んでいるとは、実に驚きであり頼もしい。
すると、当然に、物理もまた体系的に学びたくなるのはまったく健全な精神である。

ここで、二通目のお便りを紹介しよう

■ 読者倶楽部ネーム:「ルーク」さん
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僕は地方(北海道)に住んでいる、受験を控えている高校生です。
体系化学は、化学知識を受験で点が取れればいいという狭いパターン化したような捉え方で
化学を捉えた従来の本とは違い、数多くの科学者がこれまで積み重ねてきた科学の知識を踏まえ、
化学という学問範囲が扱う部分を、歴史性や受験という狭い範囲にとらわれすぎず、
現代の人間が無理なく自然に捉えて使える(体系であるがゆえに)ように体系化してある本であり、
書店で見てすぐにこの本のすごさが分かりました。
  体系化学と同じように、数多くの科学者がこれまで積み重ねてきた科学の知識を踏まえ、
物理という学問範囲が扱う部分を、歴史性や受験という狭い範囲にとらわれすぎず、
現代の人間が無理なく自然に捉えて使える(体系であるがゆえに)ように体系化してある
体系物理のやり方で僕も物理を学びたいです。
(化学と物理あるいは生物という区切り方は便宜上仕方ないのでしょうが、僕はあまり好きではないです。
数多くの科学者がこれまで積み重ねてきた科学の知識を、現代の人間が無理なく、
自然に捉えて使いこなすにはそのような区切り方ではなく、体系化学のように
現代を生きる人間が納得し無理なく使える区切りであるべきだとおもうからです。
もちろん化学や物理、生物にも重なる部分もありつつ独自の部分もあることは承知のうえで。)

 そこで厚かましいお願いですが、体系物理の内容を会員限定で公開してほしいです。
僕のような地方に住んでる人間にとって、ネットで完全でなくても、化学や物理の体系を学べる
機会が与えられるのはとてもありがたいことです。
 それとこちらは個人的なお願いなのですが、体系化学の有機編を
会員限定で先行公開していただけないでしょうか?
医大受験の今月号から有機編の連載がスタートしますが、受験を控える者としては、
3か月に1回発行のペースでは中盤に入るか入らないかあたりで受験を迎えてしまうことになりそうで、
素直な気持ちとしては早く全体を学んで何度も何度も繰り返して、いろんな問題に自分であたって
体系化学的に解き続け自分の血肉にしたい!というのが本音です。
天野先生はかなりお忙しいとは思いますが、考えていただけますよう

よろしくお願い申し上げます。             (高校1年・北海道)
-------------------------------------------------------------------------------------
すごいな!というより、参ったなという方が近いか。高校一年でこういうことが
わかるもんかね。書けるものかね,と思うが事実なのだから、立派なもんだ。
・・・・・でもきっと、かつての私が同じ立場だったら、この二名のようなことを
著者に書き送ったんじゃないかな、と確信がもてたりする。
高校での勉強の仕方に苦悩し、道を探し、師を求めていた頃の自分なら、きっと
『体系化学』や『漢文解析』に辿り着いたはずだ、と思う。

たしかに『体系化学』は、GHSの、箸にも棒にもかからない理系諸君に、
「君たちでも上れる道があるんだ」ということを示すことから始まった。
それは「まえがき」に認(したた)めた通りだ。

しかしながら、時代はゆっくりとしかし確かに先へと流れている,と感じる。
この二人の高校生が、まったく独立に主張していることは、
浪人しなくても高校時代に体系的に学べる道を拓いてほしいということだ。
そしてそれはまっとうなことだ。
なぜなら、昔から授業でも言って来た事だが、
「塾・予備校と医者・病院は、なくて済むならそれに越したことはない」
からだ。公教育がダメだからこそ、塾や予備校が必要になるのだし、
健康を保ち、病気にならない生活法則が確立していないからこそ病院がもうかる。
医療のことは、さておいて、予備校とは今でこそ「存在」があたりまえになっているが、
冷静な目でみれば、「浪人生」という言葉はほんとはあってはならない。
それが本物の教育のあり方であるべきだが、そのホンモノを学ぶためには、
浪人しなくてはならない、という矛盾をGHSも抱えてきた。

浪人生は一応「自由」だから、GHSが新宿にあっても、全国各地から上京してくることは出来る。
そうやって、沖縄から北海道まで、色々なところからの浪人生を受け入れて来た。
しかし、その一方で、高校生はどうかというと、それは学校から通える狭い範囲の生徒しか、
私の授業をとることができず、しかも部活とか様々な都合で時間が合わないと、
浪人するまで結果的に待つ事になる。

両名のお便りをみて、そんな原点の矛盾を何とか「解決」したい、と思うようになった。
その腹案については次回、説くこととしたい。               《続》
posted by Koujin Amano at 22:42| 体系化学

2015年02月07日

[77] 読者の言に思いあり11

読者倶楽部会員登録時の自己紹介文より
恒例(?)となったが、ここしばらく紹介してしなかったので、すこしまとめてコメントしたい。
すでに『体系化学』は6年目に入るが、受験生は毎年入れ替わる。
そのたびに、若き新鮮な感性で綴られたメッセージをいただくと、こちらも清々しくなる。
果たして、『体系化学』を公開すべきか、書物で伝わるのか、と逡巡したときも一時はあったのだが、
それも今は昔、たとえ面識はなくともその共鳴は我が胸に伝播し響きつづける。

読者倶楽部 会員名:「神社」さん・京都大学在
 法
学部出身のため、化学にはあまり馴染みがなかったのですが、
勉強してみようと思い参考書を探してい
たところ、
『思考訓練の場としての体系化学』と出会うことができました。
まだ、三分の一ほどしか読めていませんが、
なるほどこの方法を習得できればどんな難問にも
対応できる ようになるのだろうと思いました。
また、蓚酸の名前の由来のような少し掘り下げた内容まで書かれているため、
知的に刺激され、読んでいて面白いです。
難しい内容も含まれていますが、解説がとても詳しいので、
読みやすく、先へ進むのが楽しみです。

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・・・京都、なつかしいなぁ。私が京都で4年ばかりすごしたのは平成になる前。
北白川の天一本店はよく自転車で通ったなぁ。三年ばかり前に、医療系セミナーで
京都に一泊二日したきり。そのときは時間がなく天一さえいけず・・・・
・・・きっと私も京大時代に、『体系化学』があったら読んでるね。
まちがいない。なぜ法学部生が化学を?なんて思っちゃいけない。
京大じゃあ、こういう読者は珍しくない。面白いと思えばなんでもかじるものさ。
向学心と知的欲求の赴くまま、良き書との出逢いが愉しみなのだ。
振り返れぱ、私自身、その時代のそんな読書と出逢いが、今へとつながっている。

くだん」さん・高卒・東京都・国立医学部志望
★★予備校のスーパー医系コースに在籍しております。
解説を控えた★台のテキストとは違い、濃密な内容の参考書として
大変重宝させて頂いてます。
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ここ何回か、予備校時代のことを書いたが、京都から東京に出て来て、
代ゼミで大西化学を修めたあとは、物理の師を求めて駿台・市ヶ谷校に通った。
昭和最後の年にあたる。残念ながら、物理の師・坂間先生は数年前逝去された由。
その授業ノートと学参は書棚に眠っているが、そこで受けた薫陶は、
GHSにて『体系物理』として活き続けている。
・・・当時は『理系の化学100選』初版が評判で、大西化学で実力をつけた私は
化学の授業には出ず、市ヶ谷校の自習室で仕上げたっけかな。
でもやはり、あのとき『体系化学』があったら、感激しただろうなぁ・・・・。
当時は、『体系化学』的発想はほとんどなかったけど東大には行けたのだから、
「くだん」さんにも、読者受験生にも、ホント,さらなる高みを目指して頑張ってほしい。


「ぐりしん」さん 広島・高卒・京大理学部志望
現役、一浪と所謂理論化学から逃げていて(それだけが敗因ではないですが)
ことごとく入試に落ちてしまいました。そこで今年こそは逃げずに基礎の基礎から
しっかり学ぼうと決心し体系化学の本を手に取り、おかげで徐々にではありますが
問題が解けるようになってき、夏の実戦模試では6割取ることができました。
さらに高みを、、、ということで会員登録しました。
余談ですが僕は結晶格子の分野が苦手で、
ここも体系化学で学ぶことはできないのでしょうか、、?
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この方は某国立大に在学中とのこと。つまり一定の学力はあるわけであり、
それが「基礎の基礎」からやり直すとの意志と実践は実に‘あっぱれ’です。
また、そこで『体系化学』に辿り着くところがエラい!!
「はじめからていねいに・・・」とか「基礎から分かる・・・」とか
立ち読みはするんですが、「はじめ」も「基礎」も分かってない人が書いているから、
ほんの数ページも読めやしない。筋が通ってないからどうもアタマに入ってこない。
その点、『体系化学』はノンストップ・ストーリーですから、どうぞ、しっかりやり切って、
大事なことは「何度も繰り返す」こと。いいドラマって再放送でも発見があって
面白いですよね。
ちなみに、結晶格子は、『医大受験』の連載の方に書きました。
内容の目次は、GHSのHP内にあります。
育文社あっての『体系化学』。両者の存続のためにも、購入してあげてください。

「fuking」さん 茨城・高卒・国立医学部志望
自宅浪人をしています。3か月前に書店で見つけ、やっと一通り終えました。
気づくと化学の問題がスラスラ解けるようになっていました。
この本には大変感謝していますし、これからも何周もしてボロボロになるまでやろうと思います。
今回は不飽和度をもう少し理解したいと思い登録しました。
感動しました。体系的に学ぶことの素晴らしさを教えていただきありがとうございました。
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まっすぐな若さって、ホントにいいですね。私は少しひねくれていましたが、
その分、尊敬できる人にはとても素直だったことを覚えています。
「みだりに人の師となるなかれ、人に教うることありて師となるべし」
正確ではないかもしれませんが、我が故郷の偉人、吉田松陰の言葉です。
宅浪では、そういう師に触れる機会には恵まれないかもしれませんが、
かつての私がそうだったように(宅浪はしてないけど)、君の志を支える
一つの柱となったことを著者としてとても嬉しく思います。



「はやぶさ」さん 福島・高卒・国立医学部志望
 初めまして。このたびは思考訓練の場としての体系化学を出版していただいた上に、
このような場を設けていただき本当にありがとうございます。
私は高校では野球漬けの毎日を送り、それを理由に勉学から目を背けていました。
大学では医学を学び、将来は臨床医をしつつ、現代医学では太刀打ちできない
病の研究をするという志を普段から持っていたつもりでしたが、
それはつもりにすぎませんでした。
 いざ受験となってみると医学科合格というハードルはとても高く、
現役、一浪目は実力不足の何物でもありませんでした。現在は、『体系化学』や
『医大受験』などの後押しをうけ、今年度の受験に備えていますが、『体系化学』は、
化学は勿論のこと、その他の教科を学ぶ際にどのように学ぶべきか
どのような態度で接するべきかも、学ばせてくれます。
これからも日々精進し、学び続けていきます。よろしくお願いします。
----------------------------------------------------------------------------
すばらしい!!私自身がゴーストライターとして自作自演しているんじゃないか?と
思いたくなる程に「正解」!。面識もなく、交流もないけれど、著作を通じて
GHS生と同じ道を歩んでいることを頼もしく思いますよ。
私も、最初に受けた東大実践なんて合格最低点目標の半分もいかず、愕然とした。
特に理科と数学。文系だからしかたなかったけど。そこから、一科目ずつ1年かけて
這い上がったんだよ。常に前に進んでいれば、歩むことを止めなければ
ゴールは在る!実力が足りなければつければいい、それだけ。
特に、正しい方法論に目覚めたならば、それを一途に信じて、できるようなるまで
やりつづける。その根性はきっとすでに野球で学んだんじゃないかな。



「むーじゅん」さん 京都・高卒・国立大学医学部志望
化学は偏差値こそ安定して70台であるものの、
苦手意識が払拭出来ない状態でした。
なぜなら、物理や数学と違い、自分で解答を組み立てるための
一貫した論理を上手く自分の中に収められていなかったからです。
つまり、こういう問題にはこの解法を、という一対一の姑息な対応に

とどまっていました。そんな中、体系化学に出会い、
受験化学というものを体系的に学び直すことで、
問題に対する論理をきちんと組み立てることが出来るようになり、
苦手意識が払拭出来ました。 このまま突っ走って合格を掴み取ろうと思っております。
このような名著を世に出して頂き、本当にありがとうございます。
-------------------------------------------------------------------------
「やっぱ、頭いい人はいうことがちがうね!」まさにそういう感じ。
あるいは、「実るほどコウベを垂れる稲穂かな」というところか。
エラいねぇ・・・化学の偏差値が安定して70台。それでも満足していない、
というか不安というか、ホントは自分が心底分かってないということが
ここまでくると分かるんだよ。その域に達しないと分からないけどね。
私もそうだったからよくわかる。たしかにテストはできるけど、
真の意味においてワカッテナイという後ろめたさが秀才にはつきものなのだ。
「一対一の姑息な対応」その通り。それしか方法がなかったから、
‘覚えた者勝ち’という論理がまかり通り、ギモンを抱くこと無く、
ドンドン覚えていったものが勝つ・・・・・高校時代でそういう景色を
私は傍観者的にみていたのだ。
それは違うんじゃないか、と。だけど「答え」はない。
そんなことに悩む閑があれば、みんなと同じようにクソ勉強しろよ・・・・
ともう一人の自分はささやくが、もう一人の‘ジョナサン’がそれを遮る。
あとは、「あとがき」に書いた通りだ。
こういう読者の手に届いて、私が果たせなかった思いを体現してくれている、
それだけでもう著者としてはもう何もいうことはないほどの至福である。
「こちらこそ、ありがとう」・・・・・過去の自分からのお礼なり。

三代目タンタン」さん 京都・高校2年・国立医学部志望 
学校では高校1年のときからすべてのつながりが見えず絶望状態でしたが、
この本と出会い、まだ1st-stageの途中ですが、すべてがmolとつながり始めました。
得意の数学の考えをようやく使えるところへ近づいてきています。
恥ずかしくて誰にも言えていないのですが、自分は阪大医学科以上に行きたいです。
1年間よろしくお願いします。
-------------------------------------------------------------
いゃあ、きっと大丈夫だよ、堂々と宣言していいよ。
高校二年生で『体系化学』と出会って、この真価に気づくなんてタダ者ではないよ。
いいなあ、しあわせだなあ。「あとがき」を読んでくれたかい?
私は、高校三年間「つながりが見えず絶望状態」でしたよ。
それは、いい想い出ではないけれど、(上にも書いたけれど)私と同じ壁に当たって
そこで妥協せずに道を求めて已むことない若者に『体系化学』が導きの糸となることで、
私はようやく、過去の苦悩から救われ、報われるわけだ。
君の今後の成長、発展を願っています。


一読して気づいたであろうか?『体系化学』は再入門書として、
「理系なのに化学の基礎も何もできていない絶望的なGHS生」に易しく易しく説くことから始まった。
それがどうだ、今やこの熱き真摯な自己紹介をしてくれるのは、皆、難関大や医学部志望者である。
たしかに、見かけは易しく、内容は底なしに深く書いてある。しかし、今の時代、
それが著書で伝わるものかと当初は思っていたが、それはもはや杞憂であろう。

「相当できる者が基礎の基礎から学び直すことで、本物の実力を身につけた!!!」
どこかで聞いたことはないか?そう、錦織圭にマイケル・チャンが課した練習法だ。

最近は、こういうハイレベル受験生からの感想も多くいただくようになった。
GHS生もまた、少子化・大学全入時代を迎えて、かつての「とりあえず浪人」ではなく、
志あるハイレベル受験生、医学部受験生が集うようになってきている。
『体系化学』の改訂はこの波を受けて、『医大受験』の展開を受けての大きな改訂と
なりそうである。それについては次回また。
posted by Koujin Amano at 18:49| 読者倶楽部

2015年01月17日

[76] 「大西化学」正統継承者、見参!!?

『医大受験』vol.14冬号に向けて
 『医大受験』は四度目の冬を迎えた。必ずセンター漢文の過去問から
東大理系漢文の過去問に切り替えるので、年数カウントが容易なのである。
 しかし、いささか傍迷惑なのはこの時期の原稿の締め切りが年末年始をまたぐことである。
なんやかやと慌ただしい(まあ忘年会もそれに含むのだが・・・)この時期、
正月くらいはゆっくりしたいと思うが、原稿文案がアタマの中に踊っている。
病院というものはカレンダー通りなので完全オフだが、どうにも落ち着かないもので・・・・。
とかなんとか言いつつ、すでに物理補筆と医薬エッセイを含む5種類の原稿を
仕事始めから早々に書いて送付しささやかに祝杯をあげ、今は再校を待っているところである。
来月の今頃には発売される予定。


『医大受験』vol.14の「化学」は・・・
 前回、代ゼミの話から、『医大受験』に絡んで、「大西化学」に触れた頃の昔話をした。
その中で「14冊の講義ノート」がある旨書いたので、今回、久しぶりに取り出してみた。
たぶん実物画像としては初披露となる。
まずは、「理論化学」90分 4コマ/週 1年分に、夏期・冬期・直前講習すべてで7冊。

大西化学ノート.jpg


「有機化学」は90分 3コマ/週1年分+夏期・冬期・直前講習すべてで7冊。
大西化学ノート有機.jpg

色鉛筆や化学定規を使用したフルカラーであり、テープから聞き起こして復習・清書した。
すべてこんな調子で書いてあり、講習の問題はコピーして貼付けてある。
気合いの入りようは半端ではなく、今みると別人の作と思えるくらい字がキレイである。
その時代のものである証拠?に、当時全盛を誇った週間ジャンプからとった「ケンシロウ」がみえる。
もちろん、当時の代ゼミのテキスト(写真撮るのを忘れた!!GHSにあるわ)もあるし、
今や入手困難な「特講シリーズ」もある。
化学特講シリーズ.jpg

有機化学は特に使用感があり、書き込み多く、補修やフィルム保護などあり。
・・・・なんだかヤフオクみたいな紹介になったが、もちろん他人に譲るつもりは一切ない。

そういえばかつて、理3だけの合格体験記集という本に、この話を書いたら
(・・・そのときはすでに大西先生は体調を崩され教壇に立たれなくなっていた)
このノートを貸してほしいという予備校生から(駿台の友人を介して)お願いがあって、
貸し出したことがある。当時は快く貸してあげたが、
1年後には催促して取り戻した経緯がある。本人が役立てたかどうかは定かではない。
「やはり、師への敬意をこめて、時間をかけてノートを作ること自体が大事なのであって、
 人の作ったものをいくら眺めても実力にはできない」と思った。
だから、二人目のお願いもあったが、断った。
 そしてしばらく、GHS生が閲覧できるように、ビニールカバーを掛けてGHSにおいておいた時期もある。
だが、所詮、「他人が作ったノートである」。大事なことは、それに匹敵する自分のノートを作ること、
これに尽きる。

 だから、これを見た人には、ゆめゆめ「貸してほしい」などというメールをGHSによこさないように
ちょっとお願いしておく。
ただし、大西化学の正当継承者は我也!!という人がいたら、話は別だ。
もちろん、一子相伝の拳などではないから、争うことはない。互いにそう自称しつつ、
 力をあわせて「大西化学」の継承発展を目指そう!!という話なら歓迎である。



posted by Koujin Amano at 19:02 | TrackBack(0) | 『医大受験』